第3回 定期演奏会（2021年度）

第3回 定期演奏会（2021年度）

コロナ禍の中、第2回定期演奏会を成功裏に終えたのも束の間、第3期スタートから直ぐにコロナ禍による影響が出始める。

吹奏楽はやりたいけれど、学校の部活でパートが決まらないと入れない。そうした理由で、入団を迷う希望者が続出。入団募集の締切を6月末から8月いっぱいまで延ばし対応するも、それによって全体のスタートが大きく遅れた。

結局、その遅れを取り戻せないままに時間は過ぎていく。そんな中で団員達は努力に努力を重ね、少しずつでも遅れを取り戻していく。
そこに特別コーチによるレッスンが奏功。黒岩代表の発案により、吉田行地総監督の指揮、特別コーチが楽器を持って合奏に入る形式の「ハイブリッドレッスン」を決行。これを各特別コーチ毎に行う。贅沢とも言えるレッスンを繰り返し徐々に詰めていくも、定期演奏会直前に、またも蔓延防止法による練習中断を余儀なくされる。

この間も個別練習、リモートレッスンを積み重ね、ようやく定期演奏会前日に辿り着いた。

そして、3期の目玉である東京佼成ウィンドオーケストラのコンサートマスター、田中靖人氏との共演。前日のリハーサルで氏の音楽に触れ、一気にテンションが上がり、その勢いのまま定期演奏会当日を迎えた。

800人を越えるお客様の来場をいただき、この1年の鬱憤を晴らす演奏を披露。田中靖人氏との協奏曲なども好評を得たが、特にポップスのステージは、その若さと勢いが全面に押し出され、会場からは大きな拍手をいただいた。

この第3回定期演奏会もコロナ禍による大きな影響を受けての開催であったが、レゾネアの勢いがそれらを全て吹き飛ばす、そんな演奏会となった。

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